夜中に何の目的もなく
勝手気ままに車を走らせてみる。
時勢に相応しく、
歩行者はほとんど見られない。
誰を照らすでもなく点在する街灯は、
僕を少しだけメランコリーな気持ちにさせた。
本来熱狂が渦巻く場所である筈の
夜の街は、まるで貝のように
その口を固く閉ざしている。
"花盛りの日々はきっと戻ってくる"
誰もがそう信じながら、
十人十色の自粛をして
生きているに違いない。
カーラジオから流れる
レゲエの裏打ちのリズムと、
肌にまとわりつくが適度な湿気が
来るべき夏を連想させる。
夜のドライブは中々に心地良い。
断酒をしなければ、
この発見は得られなかった。
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つち (日曜日, 06 6月 2021 07:44)
そう!夜に車に乗ってでかける、という選択肢が今まではなかったよな!つまり、夜遅くまで音楽の打ち合わせをしたり、遠くの人に会いに行くこともできるし、酒を飲まないから、翌日も普通に目覚めて生活ができる。メリットだけで考えると素晴らしい断酒だけど、頭じゃ分かっちゃいるけど、やめられないのがお酒。長年の習慣と、楽しかったよな、というドーパミンを欲している脳による、その欲求に負けるか否か。知識は得た。あとは、脳に打ち勝つのみ!2週間達成した後の勝利の大人飲み、楽しみにしてるぜ!