暫くの間、僕は酒を断つことを決心した。
理由は至極単純なものだ。
休肝日という言葉を知った僕の身体が
以前よりも遥かに快活に機能したこと、
そして、
通勤時に視界に入る
いつもと同じ筈の朝空が
透き通るほどに青く輝いていたこと、
それらの理由が僕の背中を押した。
これは僕が成長するための物語。
逆立ちしても酒を断とうなどとは
考えもしなかった僕の薄い信念が
どれだけ続くか記録に残そうと思う。
飽きたら辞める。
ただそれだけの事。
BGM:打首獄門同好会『カンガルーはどこに行ったのか』
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