学び始めるのに遅過ぎるということはない

泥酔した結果、

呂律が回らず舌や口腔内を

複数回噛んでしまい

今、僕の口の中はズタズタだ。

何故こんなことになるんだろう?

朝日が差し込む部屋の空中を

ぼんやり眺めながら

僕は呆然としていた。


ところで今回は、

理解できる人にだけ

わかる類の話をしようと思う。

それはみんな大好き

ドリアンスケールの話だ。

細かな解説は

当然の如く割愛することを

ご容赦願いたい。


ドリアンの構成音は、

1  2  ♭3  4  5  6  ♭7  8


対してエオリアン(マイナースケール)の構成音は、

1  2  ♭3  4  5  ♭6  ♭7  8


ごらんの通り、

ドリアンはエオリアンの第6音が

ナチュラルに変化したものである。

これがドリアンをドリアンたらしめる

特徴音として妖艶な雰囲気を放つのだ。


翻ってどのような場面で

このスケールを使って良いのか、

実は僕もよく理解していない。

感覚的には、

マイナー進行で少し艶やかさが欲しい時や、

ダイアトニックスケール上の

Ⅱmのフラグが立っている時に

使用することが多い。


『ドリアンはダイアトニックスケールの

第2音から始まるスケール』

と暗記していた時期もあったが、

それでは単に音を並べているだけで

音楽になっていないと感じたことがある。

それが僕がドリアンスケールの

第6音の音価に気付いた瞬間だった。


この音価の感覚が身についた頃から、

その他のスケールについても

抵抗なく受容できるようになったのだと思う。


ちなみに、

僕は以下のように解釈している。

メジャー系スケール

・リディアン(特徴音 ♯4)

・ミクソリディアン(特徴音 ♭7)


マイナー系スケール

・ドリアン(特徴音 6)

・フリジアン(特徴音 ♭2)

・ロクリアン(特徴音 ♭2  ♭5)


ロクリアンの使い道が全く分からず、

僕は遠い昔に匙を投げてあったが、

一旦回収してみようと思う。

再び学び始めるのに

遅過ぎるということはない筈だ。



BGM:Queen『Bohemian Rhapsody』

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    つち (土曜日, 29 9月 2018 22:28)

    サッパリ分からないけど、なんしか頑張れ!ちなみに、私も作曲の上では、本を読み理論とか学びつつ、最終的には感覚を優先して無視する傾向にある!

  • #2

    中村 (火曜日, 02 10月 2018 18:55)

    理論は表現するための手段に過ぎないね。最終的に大切なのは感性や!

  • #3

    まこと (水曜日, 03 10月 2018 19:49)

    中村さんに賛同します。職場にしろ学校にしろ頭でっかちな人っていますよね。すごいとは思うけど、面白くない、みたいな。音楽とは、その場のノリが、大事で、音と音との間にある何かが、大事と、思います。"let's groove"!

  • #4

    中村 (日曜日, 07 10月 2018 06:50)

    まさに音を楽しむということですな!
    Yes, it's groooooovin'!